新書「言ってはいけない　橘玲著」//あまりストレース過ぎる真実//休載のお知らせ

Byビー

2023-02-19

橘玲著「言ってはいけない」を読みました

読み始めると、本当に「言ってはいけない」差別的と思われることが多く書かれています
ここに書くのもはばかれるほどです
この中からそれほど問題ではないでと思った項目を書きます

●「見た目」で人生は変わる
アメリカの学生の卒業写真で離婚率を調べた
慢心笑みの写真：あまり笑っていない写真＝１：５　
つまりあまり笑っていない写真の学生は慢心笑みの写真の学生の５倍離婚率が多い

同じくアメリカの大学
学生が本を読んでいる場面で
①音声のある１分の画像
②音声のない１分の画像
③１分の会話を書き起こした文章
被験者は観察を終わると①〜③を知能指数、GPA（学業平均値）、SAT（大学適性試験）でどの学生が上位で誰が下位なのかの推測を求めた
①②はほぼ正確に上位下位者を選んだが③はまったく成績を推測できなかった
このことから外見から知性を表す手がかりとして視線と美しい顔だとを挙げていた
「美しい顔立ち」とはいわるゆる美男美女ではなく「端整な顔立ち」「整った顔立ち」という方が正確

●「面長の顔」と「横長の顔」で差があるのか
ヒトは一瞬見ただけでどちらが攻撃的か見分けることができる
それは顔の幅と長さの比率で判断している
私たちは面長と幅の広い顔を見せられたとき後者を攻撃的と判断する
どこから差が出てくるのか
それはテストステロン（主に男性ホルモン）の多さで、胎児の時に決まる

●人差し指と薬指の比率
人差し指が長いほどテストステロンが多い
（女性はほぼ同じ長さで、男性は薬指が長い人が多い）

●顔立ちによる違い
主に米国の銀行業務で使っていることが多い（日本は？です）
印象で格差が生じる例が多い
大人びた顔＝決断力があり時に非常な態度が取れる＝融資査定係＝給料が多い
童顔＝非常さに欠ける＝窓口係＝給料で割を食う

●人種と容貌に関する不穏な研究
死刑判決を下される確率（フィラデルフィア裁判所での例）
アフリカ系の顔立ち　５８％
非アフリカ系の顔立ち　２４％

【感想】
統計データから構成比をしているので、数値上は間違いないと思いますが、例えば最初に例として出ている笑顔のある写真が離婚する割合が低いと言っても全員が離婚しないわけではありません
早とちりせずあくまで構成比の上での数値なので参考程度にした方が良いと思います

顔の長さに比率については？です
そして薬指と人差し指の長さの比率に関しては初耳でした
自分と他人とを比べてみたこともありません

主にアメリカで黒人が警察から暴行を受けることが多いのも思い込みで凶悪犯が多いと判断していると思います
ただ人種関係なく犯罪率を調べた場合も黒人が多いかも知れません、それは生活苦からの原因が多いと多いと思いますので、これは政府の政策で何とかしなければいけない問題です
明らかな人種差別をした判定は是正しなければなりません

また我々がテレビ、舞台で見るお笑い芸人がバカなことを言って笑わせていますが、笑わせるための芸を学んでいる人ほどバカはいません
頭の良い人ほど多くの視聴者、観客を心置きなく笑わせてくれます
それも誰かを棚に上げ笑わせるのではなく、笑いの壺を磨いた笑わせ方です

この「「言ってはいけない」は読んで不愉快に思われる人も多いと思いますが、数字として（確率）こうなんだと覚えて、あまりこれをもとに他人をそそのかしてはいけません
私もこの本で取り上げるのか今回だけにします

このブログですがしばらく休載します
体の具合が悪いとか体調に問題ありという理由ではありません
読みたい本がどんどん山積みになって身動きが取れなくなったのでこれを読み進める為です

楽天イーグルス試合観戦記も同等に休みます
（応援は続けますよ