新刊・ドキュメント本「野村克也は東北で幸せだったのか・金野昌之著」(1)//地元紙河北新報記者が語る楽天時代のノムさん
金野昌之著「野村克也は東北で幸せだったのか」を読みました
4年間監督として楽天イーグルスを指導、牽引したノムさんのドキュメントです

この本には監督として指導してきた姿と一部プライベートな姿も載っており人間ノムさんとしての姿も心にしみる内容でした
楽天イーグルスでは優勝時の監督星野さんに脚光が浴びがちですが、最下位から2位に押し上げてくれたノムさんの知られていない側面も取り上げられていました
この本は8章に分かれており、それぞれの小見出しを合わせると80項目になります
小見出しはほとんどが「野村語録(ノムさんの教え)」でした
これから興味のあったいくつかを項目をピックアップして、【要旨】と【感想】を書いていきます
なお、ワタシが楽天イーグルスの試合を見るようになったのが2012年頃からです
従ってこの本の登場する野村監督をはじめ選手、コーチ等のほとんどは直接試合を見ていませんのでご承知おき下さい
なお野村監督は2006年から09年まで4年間指揮を執り、著者の金野氏は2007年から09年まで地元紙河北新報の楽天担当記者でした
●マー君、神の子、不思議な子
【要旨】
「田中将大を開幕投手にしよう。それがダメならホーム開幕戦先発でもよい」
ノムさんがコーチ等を前にして度肝を抜く提案をする
ドラフトにより鳴り物入りで楽天イーグルスに入団したルーキーを開幕戦に使う?
当然岩隈や一場などチームを支えてきた投手を差し置いて使うには大きなリスクと岩隈一場はどう思うかなど心配事もたくさんある
結局リーグ戦に近づくにつれて田中はトーンダウン、反対に岩隈が調子を上げて、岩隈が開幕戦先発に決まる
田中は開幕5戦目(3/29)に出場するも対ソフトバンク戦で2回6失点で降板
それでも4月18日同じソグトバンク戦で奪三振13で初勝利を完投で掴む
8月も劣勢の試合を勝利に結び付けるなど独特のオーラを感じる表現をする
「マー君、神の子、不思議な子」
【感想】
その後もテレビなどでこの発言場面が取り上げられているのを何度も見ました
自分にとって実感したのが13年の優勝年度
ご存じの通り24勝0敗
二度と破れそうにないこの記録、もちろん野手陣の支えがあってこそですが絶賛するしかないです

●限界を感じてからが本当の戦い
【要旨】
「じゃあ、今から南海電車に飛び込んで死にます」
念願かない、プロ野球選手になって1年
ノムさんは球団からいきなり解雇通告される
必死に泣きついて何とか首が繋がる
それから一升瓶に砂を詰めダンベルとして使ったり筋力強化をしたし、先輩からの夜の誘いもあえて断った
3年目でハワイキャンプに抜擢、正捕手のケガなどから1軍への足がかりを掴んで4年目に打率3割、同時に30本の本塁打で初タイトルを取る
だが翌年から2割台中盤に低迷
限界突破には挑戦心とともに直感力、観察力、発想力も必要だと感じる
そして「投手のクセを探そう」との考えに至る(考える野球の原点)
【感想】
家庭の事情もあり入団を許してくれた家族に報いるべく切磋琢磨
一流になるにはその人物の力と運が必要だと思いました
必死になれたからこそプロとしてやってこれたという思い
凡人のワタシではそこまでなかなかそれまでやれないです

●負けに不思議の負けなし
【要旨】
09年初のCS戦、日本ハムとの2戦目快勝ムードの8回、6−1とリードしていたが先発永井が息切れし3連続被安打、続く継投も精彩無く、9回抑えの福森が5失点と大乱調で敗戦
福森は第2ステージの数日前からインフルエンザ感染。
ノムさんは自分を責めた「普通は第一ステージ終了後、空いた日に試合形式の練習をするんだが自分がうっかりしていた」
野村監督は中国古典「菜根譚」の言葉を引用して常々、自戒していた
「得意の時、すなわち失意の悲しみを生ず」って言うだろう。勝っている時が一番怖いんだ。ちょっと気の緩みから、その後どうなるかわからない。そして敗戦には理由がある。「負けに不思議の負け無しだ」
負けたときの教訓。それは油断大敵だ。
【感想】
「・・・もし○○だったら勝っていたのに」などは負けたときに使う言い訳
「もし」は無いんだ、と自分も自分を戒めました
今回は以上です
これからも不定期ですが、この本からピックアップして掲載したいと思います
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4年間監督として楽天イーグルスを指導、牽引したノムさんのドキュメントです

この本には監督として指導してきた姿と一部プライベートな姿も載っており人間ノムさんとしての姿も心にしみる内容でした
楽天イーグルスでは優勝時の監督星野さんに脚光が浴びがちですが、最下位から2位に押し上げてくれたノムさんの知られていない側面も取り上げられていました
この本は8章に分かれており、それぞれの小見出しを合わせると80項目になります
小見出しはほとんどが「野村語録(ノムさんの教え)」でした
これから興味のあったいくつかを項目をピックアップして、【要旨】と【感想】を書いていきます
なお、ワタシが楽天イーグルスの試合を見るようになったのが2012年頃からです
従ってこの本の登場する野村監督をはじめ選手、コーチ等のほとんどは直接試合を見ていませんのでご承知おき下さい
なお野村監督は2006年から09年まで4年間指揮を執り、著者の金野氏は2007年から09年まで地元紙河北新報の楽天担当記者でした
●マー君、神の子、不思議な子
【要旨】
「田中将大を開幕投手にしよう。それがダメならホーム開幕戦先発でもよい」
ノムさんがコーチ等を前にして度肝を抜く提案をする
ドラフトにより鳴り物入りで楽天イーグルスに入団したルーキーを開幕戦に使う?
当然岩隈や一場などチームを支えてきた投手を差し置いて使うには大きなリスクと岩隈一場はどう思うかなど心配事もたくさんある
結局リーグ戦に近づくにつれて田中はトーンダウン、反対に岩隈が調子を上げて、岩隈が開幕戦先発に決まる
田中は開幕5戦目(3/29)に出場するも対ソフトバンク戦で2回6失点で降板
それでも4月18日同じソグトバンク戦で奪三振13で初勝利を完投で掴む
8月も劣勢の試合を勝利に結び付けるなど独特のオーラを感じる表現をする
「マー君、神の子、不思議な子」
【感想】
その後もテレビなどでこの発言場面が取り上げられているのを何度も見ました
自分にとって実感したのが13年の優勝年度
ご存じの通り24勝0敗
二度と破れそうにないこの記録、もちろん野手陣の支えがあってこそですが絶賛するしかないです

●限界を感じてからが本当の戦い
【要旨】
「じゃあ、今から南海電車に飛び込んで死にます」
念願かない、プロ野球選手になって1年
ノムさんは球団からいきなり解雇通告される
必死に泣きついて何とか首が繋がる
それから一升瓶に砂を詰めダンベルとして使ったり筋力強化をしたし、先輩からの夜の誘いもあえて断った
3年目でハワイキャンプに抜擢、正捕手のケガなどから1軍への足がかりを掴んで4年目に打率3割、同時に30本の本塁打で初タイトルを取る
だが翌年から2割台中盤に低迷
限界突破には挑戦心とともに直感力、観察力、発想力も必要だと感じる
そして「投手のクセを探そう」との考えに至る(考える野球の原点)
【感想】
家庭の事情もあり入団を許してくれた家族に報いるべく切磋琢磨
一流になるにはその人物の力と運が必要だと思いました
必死になれたからこそプロとしてやってこれたという思い
凡人のワタシではそこまでなかなかそれまでやれないです

●負けに不思議の負けなし
【要旨】
09年初のCS戦、日本ハムとの2戦目快勝ムードの8回、6−1とリードしていたが先発永井が息切れし3連続被安打、続く継投も精彩無く、9回抑えの福森が5失点と大乱調で敗戦
福森は第2ステージの数日前からインフルエンザ感染。
ノムさんは自分を責めた「普通は第一ステージ終了後、空いた日に試合形式の練習をするんだが自分がうっかりしていた」
野村監督は中国古典「菜根譚」の言葉を引用して常々、自戒していた
「得意の時、すなわち失意の悲しみを生ず」って言うだろう。勝っている時が一番怖いんだ。ちょっと気の緩みから、その後どうなるかわからない。そして敗戦には理由がある。「負けに不思議の負け無しだ」
負けたときの教訓。それは油断大敵だ。
【感想】
「・・・もし○○だったら勝っていたのに」などは負けたときに使う言い訳
「もし」は無いんだ、と自分も自分を戒めました
今回は以上です
これからも不定期ですが、この本からピックアップして掲載したいと思います
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